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2023.04.26

低寿命で塗装できない屋根『パミール』誤って塗装するのは危険です。

 

こんにちは、スタッフの落合です。
本日は、ちょっと怖い話。塗装ができない弱い屋根 代表的な商品『パミール』についてです。

 

そもそも『パミール』とは?

 

1990年代後半から、2000年初頭のアスベストを含む建材の製造が禁止された頃に製造されていた屋根材です。
アスベストは、身体に害のある危ないものという認識が一般的に強いと思いますが
実際アスベストは、燃えないことから不燃材料として耐火建築物などに使用されたり、
気密性の高さから断熱材・保温材などに使用され、
加工が容易なので布状や帯状、糸状など加工品としての形状は様々で、粘着性が高いという特徴もあり
当時は、とても優秀な材料として注目されていました。

 

ですが、健康被害が注目され製造が禁止されました。

 

建築資材、電気製品、自動車、家庭用品など多くにわたり使用されてきたアスベストですが
もちろん屋根材にも使われていました。

 

中でも薄いカラーベストには強度を持たせるために
アスベストの使用は必須といえるような重要な役割を果たしており、アスベストの使用が禁止された頃は
アスベスト無しで強度のある屋根材を製造するのは至難でした。

 

よって、強度が弱いカラーベストが世の中に出回り
その中でも代表的になってしまった商品が『パミール』です。

 

低寿命で塗装できない屋根『パミール』誤って塗装するのは危険です。

 

低寿命で塗装できない屋根『パミール』誤って塗装するのは危険です。

 

 

1 : パミールを放置するのはNG

 

・大量の雨を吸収してしまう
アスベストの代わりに使用している『パルプ』という材料が吸水性が良く雨を吸ってしまう
パルプ繊維は軽量、踏み割れ防止には効果があるのですが、水分を吸いやすい特徴があります。

 

・大量の雨を吸収したあと、乾くことによりミルフィーユ状に剥離する
薄い板を一枚ずつ重ね合わせ圧縮して水分を抜いていく抄造法(しょうぞうほう)で製造されていました。
その為、一枚一枚がそれぞれ水を吸い剥離していきます。
剥離した断面からさらに水が入り、ルーフィング(防水シート)が水浸しの状態になり雨漏りが起こります。

 

・同時期に使用されていた釘が脆くパミールがズレ落ちる
パミールを固定する際の耐食性表面処理を施したラスパート釘の中に、
一部めっき層不足の釘が混入されていたと製造したニチハが発表しています。
通常よりも錆び・腐食を起こしやすく、急に屋根材が落下してしまうということが起こります。

 

・カバー工法ですらもできなくなってしまう可能性がある
吸水性が高いことからルーフィングと屋根の間に水たまりが常にできているような状態になり
ルーフィング、野地板が腐って上に新しい屋根を乗せることが困難、または作業員が屋根の上を歩くことが困難になる
※雨漏りが始まったら野地板からやり替える必要があるので葺き替えを行うしかありません

 

2 : パミールを塗装するのは?

 

・パミールを塗装するのは無意味
塗装は本来防水性能を高めるために行いますが
そもそもパミールの場合は、塗膜が健康でも屋根材自体が剥離を起こします。

 

・高圧洗浄や、作業員が歩くことでさらに劣化が進みます

 

・製造メーカーであるニチハがカバー工法を推奨している

 

3 : メンテナンス方法 カバー工法と葺き替え

 

・雨漏りしていない、劣化がまだひどくない場合はカバー工法
カバー工法を行う場合、既存屋根の上に新しいルーフィングを敷き、新しい屋根材を葺く

 

・雨漏りしている、パミールの劣化がひどい場合は葺き替え
葺き替えの場合は、パミールを全面撤去し、ルーフィングも撤去、野地板から直す必要があります。

 

浜松は、全国平均で気候が安定している為
劣化が目立たないパミールをよく見受けます。

塗装できる。と安易に考え、提案する業者も少なくありません。
塗装して、急速に劣化が始まった際
落ちてきた屋根の責任をその業者がとってくれるのでしょうか?

私共としても、塗装屋として塗装できると伝えられたら
どんなに楽かと思います…

ただ、お客様のお家をこれから先も長く安心して住んでもらいたいという思いで
事実を伝えることを心がけております。
皆様に安心して住み続けて頂くために
鴨川塗装では、カバー工法の仕様、金額等を何度も何度も社内で練り直しお手の届く金額で提案できるよう、精進してきました。

 

他社で提案されて、金額で悩んでいる方も是非一度ご相談ください。

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